「サラリーマンとして払っている税金を理解するなら、サラリーマンじゃなくなったらどうなるか、を解説している本を読んでみよう。」と思って、こちらの本を読み終わりました。
フリーランスの教科書 (星海社新書) 見田村 元宣,内海 正人 講談社 2012-12-26 売り上げランキング : 155381
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結論からいうと、定性的な部分はよくわかったんだけど、定量的なところがピンとこなかった、です。そもそも、気軽にフリーランスになる前に、読んでおこうという態の本で、その目的には十二分の本の内容でした。
節税と節約、どちらの言葉をポジティブに感じますか?
キッカケ編はこちら
基本的な内容
フリーランスになって、確定申告で苦労した「僕」が税理士と社会保険労務士の2人の著者が4回に渡っての講義(アドバイス)をするという内容でした。
- 契約とギャラ交渉
- 税金と確定申告
- 保険と年金
- 法人化
もともと、税金に関して勉強しようと思ったのですが、「2.」の内容は、フリーランスとして課税所得の計算方法を理解する+この作業、サラリーマン時代は、会社がやってくれてたのか〜、という内容でした。
それにしても、以下に気付いたの衝撃でした。
時給1000円で24時間365日働くとどうなるか?
計算するとギョッとします。
保険関係が勉強になった
で、税金関係を全然理解してないなーというところが、課題意識だったのですが、社会保険に関するところが、勉強になりました。以下、知ってましたか?サラリーマン | フリーランス | |
労災保険 | 業務中・通勤時のトラブル 全額会社負担 |
なし |
雇用保険 | 失業手当、再就職支援 会社が半分以上負担 |
なし |
健康保険 | 会社と折半 | 全額自腹 |
年金保険 | 会社と折半 | 国民年金で全額自腹 |
p126 (フリーランスの教科書)をもとに簡略記載
そうかー、労災とか雇用保険とかって、フリーランスは、なにそれ?の世界なんだなー、と。
サラリーマンは厚生年金だけだと思ってた
特に年金のところでは、自分の知識の勘違いを理解できました。サラリーマンの年金=国民年金+厚生年金+厚生年金基金
フリーランスの年金=国民年金+国民年金基金
p150 (フリーランスの教科書)
サラリーマンって、国民年金ないって勝手に勘違いしていたけど、会社が厚生年金を上乗せしてくれているんですねー。基金というのはあるところとないところがるそうです。フリーランスの方の国民年金基金は、自分で入るかどうか検討するもの。
完全に脱線ですが
あと、面白いな、と思ったのは、「厚生年金は、民間が運用しているもので、リーマンショックや布教で、運用成績が芳しくないので、国が運営する公的制度である、国民年金基金の方が、有利かもしれない」という下り。そういう風に考えるんだなー、とかいって、日本の国債ばっかもってんじゃないのー?と思って調べてみると、結構アクティブだった
「平成25年度資産運用状況」より
http://www.npfa.or.jp/pdf/org/shisan2013.pdf
次は、こんなあたりの本を読もうかなー、と思っています。
サラリーマンの税金をタダにする技術 成海 正平 ぱる出版 2011-05 売り上げランキング : 380845
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サラリーマンの9割は税金を取り戻せる - あらゆる領収書は経費で落とせる【増税対策編】 (中公新書ラクレ) 大村 大次郎 中央公論新社 2013-12-09 売り上げランキング : 10647
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会社を辞めないという選択 会社員として戦略的に生きていく 奥田 浩美 日経BP社 2015-02-05 売り上げランキング : 3245
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