2015年は、マネーをひとつのテーマにしています。
ということで、3年くらい前から株式投資はしているのですが
完全に感覚でやってきたので、図書館で「株式」とか「投資」
とかで検索してでてきた、最近の本を予約しておいて
来たやつを読んでみたのがこちら
京大親子が半世紀にわたって実践!不滅の株式投資術 今泉 克也 アールズ出版 2014-04-15 売り上げランキング : 281634
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タイトルから考えるに、京都大学=高学歴=知的=テクニカル運用?
と連想しますが、これが、ものすごい勢いで裏をかかれました。
考えるな感じろ
ざくっと本書の主張をまとめると- テクニカル分析はあてにならない
- 日足、週足、月足から感じよう
- 我々親子が見つけた銘柄だけ取引しよう
という感じ。まったくテクニカルではなく、非常にアナログである。
とにかく、半世紀に渡って父親と自分が取引し続けて損してない
株式銘柄を上げて、これが下がったときに買うとか
「振動」なる押し目が来たら「買い」とか
まったくもって、感覚。その感覚を鍛えよう、と
「損切りは絶対しない」これらの銘柄はかならずまた戻ってくるとか
そして、その理由は「なぜか未だに分からないが」とくる
さらには、父曰く、すごい技術をもっているらしい、とか
これ本として出版してよいのか・・・。と感じる内容。
世の中がわいている時こそが「売り」
株とは大衆心理である
など、参考になる、しかし、こういう系の本や雑誌で
よく書かれている内容でもある。
大きな学びもあった
本書の売りは、個人投資家が実際に運用してうまくいっていた銘柄を上げていることなのだが、実際に、その戦歴すべてを一覧化していたら、価値もあがったかもしれませんが、そういったものはありません。とはいえ、いくつかの例があって、100万くらいの単位でかって、最大数十万レベルで「利食い」使用という非常に堅実な内容であるところは、勉強になりました。
株式投資に関心をもつと、ついつい「夢」を見てしまうのと、すごい話ばかりを雑誌や本で見聞きしていると「感覚がおかしく」なってくるのです。なんか、株をはじめると資産がすぐに2倍、3倍になるような「妄想」をしてしまうのです。
が、実際にそんなはずはありません。
本書の冒頭は、このようにはじまります
平凡なサラリーマンだった私の父は、900万円を元手に、生涯をかけて5000万円まで資産を増やすことに成功した。p.3 京大親子が半世紀にわたって実践!不滅の株式投資術
感覚が麻痺していると、「え、そんだけ?いやいや、5億とかいってもらわないと・・・。」など思ってしまうが、冷静に考えてみる。
生涯というのを仮に30年だとすると
これって毎年5.9%の利益をあげつづける計算になる
たしかに、すごいことである。
そんな現実を改めて認識させてもらった一冊でした。
ちなみに本書の必勝17銘柄は
- 大日本スクリーン
- 住友電気工業
- ツガミ
- 旭化成
- トヨタ自動車
- 三井住友フィナンシャルグループ
- パナソニック
- 富士通
- 村田製作所
- ジーエス・ユアサコーポレーション
- オムロン
- シャープ
- 三菱電機
- 協和発酵キリン
- 住友化学
- 日本板硝子
- J.フロントリテイリング
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