失敗とチャレンジ、シリーズ連載の2回目です。
失敗とチャレンジは紙一重?いやいやそうじゃなくて
前回はこちら
前回、失敗というのはチャレンジと裏表で
失敗という結果はチャレンジした証じゃないか。
という気づきについて書きました。
失敗という結果はチャレンジした証じゃないか。
という気づきについて書きました。
でも、ですよ。
そもそもチャレンジのためのエネルギー
「やる気・情熱・意欲」的なところって、
どこからやってくるんでしょう?
モチベーションを分類してみよう
教育心理学者の市川伸一教授の提唱する
「学ぶ意欲の二要因モデル」ってものがあります。
これが中々面白い。
どれくらい面白かって言ったら
「あぁ、自分はどれだろうか?」
3、4回思いを巡らしてしまうくらい面白い。
こちらです。
どれくらい面白かって言ったら
「あぁ、自分はどれだろうか?」
3、4回思いを巡らしてしまうくらい面白い。
こちらです。
内容の重要性(大)
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充実志向
(学習自体が楽しい)
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訓練志向
(知力を鍛えるため
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実用志向
(仕事や生活に生かす)
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内容の重要性(小)
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関係志向
(他者につられて)
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自尊志向
(プライドや競争心から)
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報酬志向
(報酬を得る手段として)
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功利性軽視
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功利性重視
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学ぶ意欲のに要因モデル
縦軸が内容自体に感じる意義で、
横軸は自己目的性(功利性)です。
学者か!学者だ!作ったのは。
横軸は自己目的性(功利性)です。
学者か!学者だ!作ったのは。
簡単に言うと上段は、内容が面白いからやる。
下段は、内容ではなくて、みんながやってるから(関係志向)とか
やってるとかっこいいから(自尊志向)とか、
ご褒美がもらえるから(報酬志向)とか、そういう
内容とは違う要因がモチベーションになっているという区分け。
内容とは違う要因がモチベーションになっているという区分け。
横軸は、役に立つからやっているのか?、という指標です。
私のギターのように、お金になるわけでも、
誰かから褒められるわけでもないけど
楽しいからやっている、というのが「充実志向」
役に立つからやっているわけではないんです。
そう、モテたいからやってるわけじゃないんですよ!
ちなみに、モテたい場合は「自尊志向」になるのでしょう。
一方、業務上必要だから資格の勉強をする
といったものは、内容も重要だし、役立ち度も高い
そういうのが「実用志向」です。
「訓練志向」は、資格マニア的な人をイメージすると分かりやすい。
勉強自体が好き、という面もあるかもしれませんが
それが具体的な役に立つという面よりも
知識やスキルを身に着けること自体が動機というパターンです。
勉強のイメージを変えたい
さて、チャレンジしてみよう!
という意欲は、この6つのパターンがあって
それは人によって偏りがあるだろうし、
状況や学習内容によって変わってくるでしょう。
ってか、そもそもこの6つが全部が動機って場合もありそうですよね。
ただですよ。
これ、お願いなんですけど。
「勉強」って言葉のイメージを
頭の中に膨らませてみてくださいよ
正直、いや~な、感じじゃないですか?
なんか、「勉強」って
面白くないし、つらいし、しかも役に立たないし。
でも、学校行かなきゃいけないし、殴られるし
DVだし。もう引きこもるし、2chと友達になるし
DVだし。もう引きこもるし、2chと友達になるし
みたいな。事実無根です。
そんな中でも、若干興味がある科目とかに
ささやかな楽しみを見出すことも、あるかな~、
くらいな。私、物理好きでした。
自分は、正直こんな感じだったんですよね。
これを、学習指導要領がイカン、とか
学校の先生が教え方を工夫すればいいんだ、とか
そういう観点もあるとは思うんです。
でも、そもそも、家庭で、子どもの意欲に対して
何かできることはないんかいのぉ、と思うわけです。
いちお父さんとしましても。
いちお父さんとしましても。
次回は、この「学習意欲の二要因モデル」から
どんな風にモチベーションをコントロールするか
というトピックにチャレンジしてみようと思います。
学ぶ意欲の二要因モデルについて
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また、来週くらいにお会いしましょう。
しのジャッキーの自燃ブログ: 「やる気」よりも「その気」にさせる技術
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