二枚目の名刺お持ちですか?
これ、私の2枚目の名刺です。
表が、ブロガーとしての情報
そして、裏面は、運営している異業種交流会「ゆるたまの会」の情報を入れました。
なんと、肝心のメールアドレスを入れ忘れていることにさっき気づきました(苦笑)
さて、名刺を準備して望んだのが、こちらのイベントです。
8月30日「二枚目の名刺 夏フェス2015」開催! | NPO法人 二枚目の名刺
イベントページ
前々から、ちょっと気になっていた二枚目の名刺というNPO
ゆるたまの方が、夏フェスというイベントをやる、という情報をくれて
こういう機会は一期一会、つかんでみるか、と参加して参りました。
早速、ざっくり私の参加した部分、レポートいたします。
2枚目の名刺夏フェス
会場はパソナ本社
農業支援なども充実しているパソナ本社が会場。
入り口からして稲が!
会場のホールはこんな感じ
のべ300人以上が参加していたようです。
講演の時はこれが一杯になっていました。
この会場を取り囲むように、NPOのブースが並んでいて。
この上のフロアの会議室ブースがいくつかあってそこにも
NPOさんの紹介ブースがありました。
まず情報保障に驚く
沖縄は、BPO(ビジネスプロセスアウトソース)先として存在感を示している
という話を聞いていたことはあったのですが、今回実際に目にしました。
という話を聞いていたことはあったのですが、今回実際に目にしました。
こちらの右奥のほうに見える青い画面。
講演の音声が沖縄に送られ、沖縄でリアルタイムに人がテキスト化して
耳の聞こえない人への情報保障としている、というのです。
早口だったり、専門的な言葉だったりが出たときは
「***」と打ち込まれていましたが、かなり性格で、
私自信、ちょっと話においてかれたときに役立ちました。
子連れの参加も全然OKといっていて
実際に、子連れの方もいましたし、
教育関連のNPOも参加されていて、
ちょっとした子供が遊ぶスペースもありました。
講演中、子供が後ろの方で「あぎゃ〜」という感じもありましたが
全体にそれを受け入れる空気が作りだされていて、すごい、と思いました。
ただ、考えてみれば。
NPOというのは、政府などが対応仕切れない部分をサポートするような活動が多く
こういった配慮というのも、その背景として当たり前の流れなのかもしれません。
そもそも、2枚目の名刺って?
「NPO法人二枚目の名刺」は、社会人の人が、本業=一枚目の名刺だけでなく、自分のスキルや情熱を活かして、社会貢献する場としてNPO法人の支援などの、キッカケづくりをしてく活動をしています。これまで6年間の活動で30件のNPOの活動支援を行ってきたそうです。また、最近の成果として、企業が社員に二枚目を持たせよう、という動きを創りだすことができてきたということを挙げていらっしゃいました。
NPO法人 二枚目の名刺 | 自分を変える、社会を変える、笑顔になる。
オフィシャルサイト
米倉誠一郎さん講演
最初は、米倉誠一郎 一橋大教授(wikiはこちら)の講演。私は、ビジネスブレイクスルーチャンネルというビジネスチャンネルで
アントレプレナーライブ、という起業家にインタビューする番組をやられていて
いつも見ているのですが、ご自身のプレゼンを見るのは初めて
楽しみに参加しました。笑いのツボも押さえていて非常にうまいプレゼンでした。
完全にざっくりメモですが、内容記載します。
稼ぐ力の課題
一人当たりGDPがすごい減ってる2000年、日本は世界三位で、上はルクセンブルク42万人と
スイス七百数十万人だけ。それがいまは27位。
貿易収支は2011年より赤字突入。
でも実は所得収支は黒字、これって海外現地化進めた結果、現地法人の稼ぎから本国の成績にかえってくる収支で黒になっている。
例えば、日本マクドナルドの株は半分がアメリカ本社が持っている。
日本マクドナルドが稼ぎまくるとその半部はアメリカの稼ぎになっている
という構造と同じ
教育投資は主要国最低
以下が出典の統計で主要国の教育投資の比率が日本が他国に比べて低い
社会保障は頑張ってるのに!
Education at a glance 2010 OECD
※ページすう多すぎて、統計データ見つけられん。。。orz
これは二十代、三十代の君たちのせい!
「なんで、こんなに教育投資がすくないのか?」(会場に対して)「20代の人〜(手を挙げる)」
「君たちのせいだぞ!」
「30代の人〜(手を挙げる)」
「君たちのせいだぞ!」
といって、直近の衆院選、参院選の年齢別投票率を示しました。
以下、実際のプレゼンとは別のデータ持ってきましたけど。
本当、こんな投票率じゃ、若者のための政治を政治家ができるわけないですね。。。
出典:公益財団法人明るい選挙推進協会
詳細出典など忘れましたが、以下のデータを挟んで次は観光の話
労働生産性の低さ、22位、自殺率9位
観光は輸出?!
会場に「最近海外旅行行った人?どこいったの?ベトナム。
フライト以外でいくらくらい現地で使いました?
え?3万円?さびしいー。でもね、それスゴいこと
これ(手にもつポインター)これを輸出して3万稼ごうとしたら大変」
と、会場巻き込むのがうまい。プレゼン
旅行者はカモネギ。
向こうから来てくれて外貨を落としてくれる
ここで、観光客ランキング
出典:日本政府観光局
なんで韓国に負けてるのか?
景福宮(キョンボックン)いって焼肉食って終わりなのに。
日本には、京都、北海道、九州いっぱいあるよね?と
(私見:韓国は展示会とか多くやって人を招致してるよなー)
こんなに良い製品なのになぜ売れないのか?
理由は悪いから顧客が全て。顧客が認めてくれなきゃダメはダメ。
「沖縄観光に来る中国人の一番人気のお土産はなんだと思う?」
実は、夕張メロン。
ここで、えー!?ってなっちゃ行けない。
海外の人からすれば、沖縄だろうが、東京だろうが、北海道だろうが
日本は日本。
私見:頭を柔らかく。顧客志向でと言いたかったんだと思います。
イノベーションは技術革新だけじゃない
同じ一橋の隣の席には、知識経営の権威野中郁次郎さんが座っている。
彼が「今日は豊かな暗黙知を共有しに行こう」と行ったら飲み会の誘い。
「もっと深い暗黙知の共有をしよう」
と言い出したら。。。
カラオケに行きたいってこと。
これ会場バカウケw
これは、イノベーションについての話をする際の
閑話休題だったのですが、詳細は割愛。
フェデックスがアメリカ全土で翌日配送を実現したハブアンドスポーク
という手法、イェール大学の21歳のアイデア。一度メンフィスに集めて戻ればいい
これは技術革新ではない
語り得の世界 ハブ・アンド・スポーク
こちらが分かりやすかったです。
ビジョンに根拠はいらない
よくアラブに呼ばれる戦後の復興のプロセスは感動される
天然資源ない、ないなら輸入
島国?港に適してるじゃん
これから日本は省エネ
30%のエネルギーで実現できる社会を作る
っていったら、そんなことできない。根拠はあるのか?
って言われた。
ビジョンに根拠はいらない。
1961/5/25にJFK(ジョン・F・ケネディ)が言っている。
って言ったら
「日本にはリーダーが居ないじゃないか」
っていうからさ
「毎年変わるほどいるぞ!」
(スライドで、最近の首相が次々に映し出される。。。)
会場、爆発。。。って、本来、苦笑しないとだけど。。。
最後に+Q&Aなどでのエッセンス
- リーダーではなく若者の情熱。
- チャンドラー博士(米倉さんの先生)は「蓄積された資源の多重利用が多角化と経済成長の源泉」と行っていた。
- 1枚目の名刺がしっかり使えてない奴は二枚目を使えない
- イノベーションの難しさは保守化
- 垂範率先
- 売れない演歌歌手と同じ、同じことをしつこく繰り返す。そうすると「もしかして」と洗脳される、それが大切
長くなりましたので、今回はこのあたりで
実際にNPO二枚目の名刺の支援を受けて、NPOの支援に参加した社会人の声や
実際のNPOの活動プレゼンテーションの様子は、一週間以内で更新予定です。
後半はこちら
しのジャッキーの自燃ブログ: 2枚目の名刺「夏フェス2015」参加レポートvol.2:トークセッション、NPOプレゼン、気になったNPOなど
本ブログは以下から購読できます。更新情報が欲しいかたは
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