残したパンを
ほおばって
腰を据えたら
仕事のLINE
おはこんばんちわ、しのジャッキー(@shinojackie)です。
いかがお過ごしですか?
お休みの日、やっと子供も寝静まり
本を読むかブログでも書くかと
思ったところに、LINEで仕事の要請がきて
うきーーー!となる
そんな情景をそのまま短歌にしてみました
なんぞ、短歌なんて急にやってみたか?
いい質問です。
いま、こんな本を読んでいます。
北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書) 北村 薫 新潮社 2008-05 売り上げランキング : 187965
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作家の北村薫さんが、早稲田で行った表現に関する講義を起こしたもの。
講義のテープをもとに起こしていることもあり、とてもインタラクティブ
さて、その中ほどに、学生が歌人「天野慶」さんのインタビューを通して
コラムを書く、というワークの様子が描かれています。
そのインタビューのやりとりがとても面白い。
天野慶さんの短歌に対する愛が詰まっています。
目標に関しての質問で
凄く、くだらない目標なんですけれど、駄菓子屋さんでカードを売っているでしょう。子供が交換したりする。あれの短歌版がでたらいいなあ、と思っています。”枡野浩一が、だぶっちゃったよ、誰か穂村弘と取り替えて”とか。岡井隆のラメの入っているカードがあったり、とか。そういう風になるといいなあ。 p.114
なんて素敵な回答なんだ。
Twitter(天野 慶@utataneko57577)とwikiを見ると
最近は百人一首の仕事に力をいれられているようで
なるほど”カード”だ。
Twitterは、短歌であふれています。
その中から一つ目にとまったものがこちら。
E‐mailに足りないものは旅でした 手紙は孤独を経てから届く
— 天野 慶 (@utataneko57577) 2015, 9月 21
E-mailの旅はパケットとして、多くのスイッチやルーターを介して
光の早さで旅をしている。そんなアホは突っ込みはおいておいて。
なんでもかんでも、スピード、効率を求める現代において初めて
考えさせられる一句、と思いませんか?
今年は、はじめの頃に、初めて俵万智さんの本を読んで
「歌」って面白いな、と感じました。
そんなころに触発されて、育児短歌なるもので遊んでいました。
いくつかご披露しましょう。
いまよりまえはきのうで
いまよりうしろはあした
いまがぴかぴか3さいじ
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:きのうとあしたとらいねんのさくら
きれーだねー
さくらをさくらとおぼえたきみは
らいねんよっつになるんだなぁ
そのとききょねんをしれどしらねど
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:きのうとあしたとらいねんのさくら
春雨が呼びし今朝は修羅場なり
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:春雨が呼びし今朝は修羅場なり
春雨と妹が親を鬼と化し兄はただビビるのみなり
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:春雨が呼びし今朝は修羅場なり
泣き叫ぶ自転車乗らず靴はかず親の気持ちも雨模様
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:春雨が呼びし今朝は修羅場なり
めしくわぬ 我が子らに
おくらちゃんがないちゃうよ
夫婦、そろって芝居うつ
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:ご飯を食べない子どもには、「おくらちゃん」作戦だ!
小躍りと子躍りならば子踊りと
思えば疲れも癒えにけり
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:小躍りと子躍りならば子踊りと思えば疲れも癒えにけり
これ食えばみかん食えると輝いた
瞳が私にレーザービーム
引用元:しのジャッキーの自燃ブログ: 育児短歌:これ食えばみかん食えると輝いた 瞳が私にレーザービーム
「いくつか」といいつつ全部です。
失礼しました。ここでね、気づきました。
これは短歌ではなかったんだと。
天野慶さんのインタビューの中で
「ヒカルの碁」で碁がブームになったけど、「ミソヒトモジの慶」とかあったら、ブームになるかなあ。 p.118
と出てきて。
ミソヒトモジってなんだ?
と。
古事記のときといい(こちら参照)、私って無知っ!
短歌(たんか)とは、韻文である和歌の一形式で五・七・五・七・七の五句体の歌体のこと
引用元:短歌 - Wikipedia
5+7+5+7+7 =31文字 =ミソヒトモジ
なるほど、短歌のことを、そういったりするのですね。
そういう観点で見ますると、私が育児短歌と称して
ブログにのせていたものは、ほぼ全て短歌の形式を取っていない。
恥である。
ブログの恥はかきすてだろうか。
捨てようと思えば投稿の削除もできます
ブログ恥
かきすてちまえ
今のうち
これにて今日も
一皮むけた
お後がよろしいようで。
ちなみに、北村薫さんの本は、本の書評podcastホンタナで知りました。
ホンタナ: 2015.8.4 「北村薫の創作表現講義ーあなたを読む、わたしを書く」北村薫
ホンタナ: 2015.8.11 教えること、育てること 〜「北村薫の創作表現講義」の感想から〜
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