決断という修行@映画「解夏」に学ぶ

2014年3月30日日曜日

ストーリーから学ぶ

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「ストーリーから学ぶ」という営みをしています。ビジネス書ばかり読んでいましたが、ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代全脳思考を読んで、左脳だけじゃなくて、右脳も鍛えないと行かんなー、と思ったのがきっかけ。

そんなことを密かにおもった2014年、2月の末に、
家族で長崎に旅行にいったときに聖福寺というところにいったのだがそこがなんか、異国情緒があってとてもすばらしかった。この聖福寺というお寺は、映画「解夏」で使われたということで、よしこれは見て見よう。ということでみたのです。



あらすじ
ベーチェット病を発症した若者が次第に視力を失っていく過程の苦悩と、そこから立ち直っていくまでを描いた作品。
引用元:解夏 - Wikipedia
by カエレバ
主演:大沢たかお(2004年度日本アカデミー賞主演男優賞)
ヒロイン役:石田ゆり子
ということで、アカデミー賞主演男優賞をとっているくらいなので、当時の話題作(?)だったようですが、私は、今回、聖福寺にいって初めて知りました。

解夏って?

解夏(げげ)というのは、仏教僧の安吾という修行の終わりのことをさす言葉
「解夏」とは、仏教の僧が夏に行う安居という修行が終わる時をいう。対語は結夏(修行が始まる時)。
引用元:解夏 - Wikipedia
安吾というのは、雨の期間のこともさして、その期間は外での修行はしないで一カ所に集まる修行の期間のことで、そうやって集まるところが寺のはじまりらしい。
安居(あんご)は、それまで個々に活動していた僧侶たちが、一定期間、一カ所に集まって集団で修行すること。及び、その期間の事を指す。
引用元:安居 - Wikipedia

主人公が病気になり、いつか失明することが分かって、故郷である長崎に帰り、色々なところをまわっているときに、聖福寺(多分)で、住職から先ほどの解夏についての話を聞く。

思うところがあって、主人公が自分の病気のことを話した。そして、お寺を去るときに、住職が言った言葉が、この映画のハイライト。


「あなたの目が見えなくなるまであなたはその恐怖と戦い続けなければならない。その目が見えなくなるとき、あなたはその恐怖から解き放たれるのです。そのときがあなたの解夏です」

<学び>決断するまでの苦悩

あらゆることにいえることだと感じました。何かの決断を悩んでいる間が一番つらかったりして、ビクビクしていたりするもの。いざ決めてしまえば、スッと受け入れられて、俄然やる気になって取り組んだりすることってある。

実際問題、決断した後の方が大変だったりすることもままあるったりするんだけど、どうしようどうしようと悩んでいるときよりも体力的に辛くっても、前向きだったりするのかも。

そういう意味で、悩んでいる時期というのは安吾の修行で、その”行”をしっかりとやりきり解夏を迎えることで、次の修行に前向きに取り組めるんだろうと、そういう風に日々の決断に取り組まないと行けないよね。というのが今回の「解夏」のストーリーからの学びでした。

参考図書

原作は、さだまさし氏
彼、小説もかくんですね〜。これも読もうかな。

解夏 (幻冬舎文庫)

さだ まさし 幻冬舎 2003-12
売り上げランキング : 54200
by ヨメレバ


ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ダニエル・ピンク 三笠書房 2006-05-08
売り上げランキング : 1599
by ヨメレバ


全脳思考

神田 昌典 ダイヤモンド社 2009-06-12
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「ストーリーに学ぶ」のシリーズはこちら

人の立場に立って考えるを学ぶ@レインツリーの国/有川浩
レインツリーの国/有川浩から



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