いちかわTMOという講座を受講しています
その第一講座のメモ(2016/9/3)
井関利明氏講演
井関利明さんという方からの講演がありまして慶応の名誉教授。wikiの来歴によると
慶應義塾大学文学部人間科学科新設(1980年)という方で、慶応のSFCを作った時は当時の石川学長が、変わり者を集めて新しい学部を作れ、と言った、「うれしかったねぇ。とにかく人と同じは嫌だった」と語っておりました。
慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部(SFC)創設の中心的人物(1990年)
千葉商科大学政策情報学部新設(2000年)
「環境情報」という言葉をつくりつつも、総合政策学部の教授となる.また、他にもさまざまな大学の新学部創設に関わる。大学改革を先導したイノヴェーターである. 日本に「ライフスタイル」という言葉を持ち込み、「一人十色」という言葉をつくった。近年では、ソーシャル・マーケティングや非営利組織におけるマーケティングに関する著作を執筆している.ビジネス理論の革新に意欲的。 シンポジウム・パネルディスカッションの名コーディネーターとしても有名。
引用元:井関利明 - Wikipedia
課題解決と価値創造
一時間半ほどの講演のテーマは「課題解決と価値創造」講座の内容、自分の解釈とごちゃまぜの部分が多いが以下
人は世の中を見るとき、たくさんのメガネをもっていることを認識しよう
まず自分のモノの味方を理解して、他人に説明できるようになろう
次に意識的にそのメガネを変えて見よう。例えば、他人の目線
そんなことを鍛える場として、いちかわTMOを使って見よう
問題は、発見することから始まる。発見する、のとおり自分の外に問題がある
対話の中から、発見し、次に、自分の言葉で理解する必要がある。
それが再定義。ジブンゴト化ということかな
いちかわTMOへの期待は、遠くから見ると石にみえる自治体も
近づいて見ると、軽石みたいに小さな穴がたくさん空いている
そんな穴(=問題)を解決する価値創造を考える場と思ってほしい
リーダー不要というと過激だが、ようは個々人がリーダーシップを発揮する
その時、組織は初期に混沌とする、「それって〜ってことですよね?」
と個々人の理解を翻訳して、共有できるトランスレーターが重要
これは、まさにいわゆるファシリテーターってやつだな。
地域の課題を解決していくときに、もちろんリーダーが必要だが
様々な関係者がいる中で合意形成をしながら価値を想像するには
俺について来い型のリーダーシップには限界がある、と理解
かつての社会は、常に成長する社会であり、計画経済でよかったが今は違う
過去=>現在=>未来という風に考える常識を疑おう(常識へのアンチテーゼ)
例えば、あるべき未来を先に想像して、では、どうすれば良いか?
とバックキャスティングするような考え方かな。
所感
新しい価値創造ができていない日本の大企業の組織論に対する否定的な意見が多く。そういう企業の一つに所属し、新規事業開発をまさに考える部門にいる1人として、心に痛い部分が結構あったりした。それは置いておくとして、80過ぎになられると思いますが、非常に元気で、考え方も最近色々読んでいる書籍と通じる内容で、すげーなー、と思いました。半年のプログラム、受け身でなく「対話」を通して、互いに創発していくぞ〜、と思う講義でありました。
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振り返りの役に立ちます。ありがとうジャッキー!
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