2013年7月20日(土)、BizCOLLEGE PREMIUMイノベーションゼミ第4回に参加した。宣伝文句は以下。
”ジャーナリスト/メディア・アクティビストとして活躍中の津田大介さん。ソーシャルメディアを利用して最強のチームを作る方法、さらに初のネット選挙となった参院選でソーシャルメディアがどう作用するかを予測いただきます。”
実際問題、今日は、2013年7月21日まさに投票日。私はもちろん投票に行ってきました。
全体的に、自分としてはだいたい知っている内容だったことと、津田さんならではの視点や提案・展望・予測といった要素が希薄だったのが残念。
津田さんの始めた、ポリタスという政党ではなく、政治家個々人の主張を可視化するサービスは面白いな!と思ったし、それが、ソーシャルワーキング的に行われていることは興味深かった。
あと、途中、おじさん世代が「いまの若いもんは投票もいかないで!」とよくいうが、そういう世代も若い頃は同じような投票率だった。という話があって、なんだやっぱ、働き盛りの時はなかなか政治に関心を示せないのは一緒なんだな。と思いましたが、
私はいま31で二児の父親になりました。我々の世代は他の世代と比べて投票率が低いので、どうしても政治家の皆さんはこちらを意識した政治をやってくれません。
だって、我々のための政策を考えても、自分に投票してくれないんじゃ意味がないですもんね。
だって、これ⬇⬇⬇ですよ
http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/
30代で50%
20代に至っては38%
なので、誤解を恐れず言えば、どこでもいいから、テストの分からない問題のマークシート感覚でもいいから、投票に行く事だけで意味があると思っています。
はて、脱線&説教くさくなってしまいました。
イノベーションゼミはもともと新しい仕事術的なところから始まったセミナーだったはずなので、「津田大介」というノマドの成功者(?)、”メディア・アクティビスト”、、、なんじゃそりゃ?という仕事術的なところにフォーカスして、津田さん自身に語ってもらう、といった企画だったらもっと面白い話が聞けたんじゃないかなぁ、なんて思ったのでした。
あと、スライド資料は、水色を基調としたもので、スライドの遷移の動きが紙飛行機になって飛んでいったり逐一凝っていたw
では、以下、セミナー内容のメモです。
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ソーシャルメディア
➡世界中とつながった「駅の伝言板」
オバマとロムニーとの討論番組中10.3milion tweet
ツイッターが世論の可視化装置に
ツイッターはアメリカでは、SNSではなく
ニュース速報をいち早く得るツールと見なされている。
ソーシャルメディアはまるでテレパシー
ソーシャルメディア現象のキーワード
・リアルタイム(速報性、伝播力)
・共感、協調 (感情や思考の共有)
・リンク (具体的行動の促進)
・オープン (参加や離脱が用意)
・プロセス (透明性、興味喚起)
「動員の革命」
6/29の日本でおきた官邸前デモ20万人にきたきっかけは
ツイッター 37%
ウェブ 20%
FB 10%
TV 4%
視聴率1%100万人と言われるが、うすくしか見てない。
ツイッターは呼びかける
震災で現地を見に行った
豊間地区の名物セブンイレブン
震災地視察から帰り、知り合いのアーティストたちから復興支援の為にライブをやりたいが、不謹慎だとか言われそうだ。音楽をやる必然性を作ってくれと言われた
名物セブンイレブンでやろう、と決めた。
・アーティストを連れて行く
・ボランティアや支援したい人の心を満たす
・具体的復興のために現地にお金を落とす
➡バスツアーを組んだ
1万円でライブが見て、ボランティアをしましょう。
グランドピアノの準備に最後まで苦慮したが、最終的には、ツイッター上で色々な人が自主的に動いてくれて、格安で借りれるところが見つかった。
最終的に全ての経費をさっぴいても100万の利益がでて寄付した。
実質2週間くらいの準備期間だったが、ソーシャルメディアでまかなえたという事実
====================
<ネット選挙の話>
オバマの選挙対応では、様々なアプリが使われた
・Dashboard
4万人のボランティアの情報共有・コーディネートをするアプリ
・Campus
ボランティアの戸別訪問を効率的に行うためのアプリ
・Optimizer
テレビの視聴パターン、メディアなどの分析を行い、
地区毎に最適化したプロモーション活動を実施。
➡Amazon, Facebook, Twitterなどのサービスでコンシューマレベルで利用してきたエンジニアが初めて政治のデータ分析をして勝利した。エンジニア平均年齢23歳。。。
※ここらへんの内容は、津田さんのメルマガの内容の以下に詳しく書いてありますね
ビッグデータはいかにオバマを勝利させたか?
(津田大介の「メディアの現場」vol.76 より)
http://tsuda.ru/tsudamag/2013/05/2639/
=====================
日本におけるネット選挙の可能性と課題
メリット
地盤(組織力)・看板(知名度)・鞄(金)に頼らない議員の誕生
デメリット
逆にPR合戦によるコスト増の懸念
ネガティブキャンペーンとなりすまし
※津田さんの感覚だと、思いのほかネガティブキャンペーンが多く出た。という感じ
(注)ネガティブキャンペーンとは、特定の人を非難し、自分の当選を目指す戦略
・ネットと政治の可能性
ビッグデータと政治
リアルタイムパブリックコメント
バーチャルロビー活動
政策に対するクラウドファンディング
ポリタスというサイトをつくってみた
http://politas.jp/
選挙で各候補者がメディアで語っているテーマの可視化
各候補者の主張が一覧化できる
➡政党ではなく、候補者を見る仕組み
立ち上げにあたって、結構、大学の授業で、手伝ってくれる人を募ってみたところ、優秀な学生が手をあげてくれインターンと言う形で、参画しているメンバーが多い。
政治家の発言をトピックごとに閲覧できる「ポリタス」(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1701L_X10C13A7000000/
2006-2007年が転機
ソーシャルメディア:twitter, Facebook
スマートフォン:iPhone
クラウド:Googleが言及
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<しのジャッキーの過去のセミナーメモ>
BizCollege関連の過去の記事はこちらからご覧ください。
http://shinojackie.blogspot.jp/search/label/BizCOLLEGE
津田大介公式サイト
http://tsuda.ru/
twitter
https://twitter.com/tsuda
<津田大介インタビュー>
企業の中にいても、新しいチームは作れる
http://bizpremium.nikkeibp.co.jp/communication/team-up-as-a-group/20130708/000361
<セミナー案内>
2013年7月20日(土)12:30-18:00 :「チーム作りとコラボレーション力」とは?
http://bizpremium.nikkeibp.co.jp/info/editor-info/20130628/000358
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