教育の「なぜ(WHY)」を考えてみよう(きっかけ編)

2012年7月16日月曜日

TED 教育 読書

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今回の投稿は、自分がこれまで受けてきた教育って、「なぜ、それを学ぶのか?」について教えてもらってきたかなぁ?と思うとともに、自分の子供には、「なぜ」についての動機付けをしてあげたいなぁ、と思った話です。


Simon Sinek: How great leaders inspire action
サイモン・シネック:優れたリーダーはどうやって行動を促すのか



http://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action.html


このTEDの講演は、会社でプレゼンテーション研修というのを受けたとき、紹介されたもの。以前に、英語の学習方法について自分で調べていた際に、TED自体は聞いたことがあって、iPhoneで視聴するためのアプリをダウンロードしたけど一度も使っていなかった(苦笑)

その研修は、英語の研修だったので、字幕もなしの英語のみで、この講演をしかも時間の都合で途中までの紹介でしたが、彼の言うゴールデン・サークルという考え方は、自分が会社のことでモヤモヤしていたことに一つの答えをくれた。

こんな例をあげていました。

====
すごいコンピューターができました(What:何々ができました。)
高性能で、使いやすくデザインされています。(How:こんな感じです)
おひとついかがですか?

というのが、大抵の企業の製品紹介だ。これじゃ、だれも欲しがらない。
だけで、革新的な企業ならこう紹介するでしょう。たとえばApple。

我々のすることはすべて 世界を変えるという信念で行っています 違う考え方に価値があると信じています
Why:なぜやっているのか?

私たちが世界を変える手段は 美しくデザインされ 簡単に使えて 親しみやすい製品です
How

こうして素晴らしいコンピュータができあがりました
What


出典:http://blog.kissmetrics.com/how-apple-changed-the-world/


Whyからスタートして順番を逆にするだけで、伝わる印象がまったく違う。
と、この講演のキモはここ。というもの。

詳細は、URLからTEDのページに行くと日本語の字幕(それだけだなく何十ヶ国語の字幕も!)も見れるようになっていますので、視聴してみてはいかがでしょうか?
http://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action.html

さて、これは、自分の所属する会社でも、いろいろ新しい製品を出すけど、どれもこれも、新しい技術をとりあえず製品化にしました。って感じで、まったく利用者目線じゃないなぁ、と思っていたところで妙に腑に落ちて、研修後に、講師に、講演者とタイトルを教えてもらったのでした。

で、以降、研修中に英語で聞いていたときは、まったくヒアリングできなかったのですが、こんなことと言っていました。


つまり、人は「なぜやっているのか?」に反応する、それが「納得”感”」を裏付ける


ここで、冒頭の話に戻って、教育も「なぜやっているのか?」を意識付けすることでによって劇的に効果が変わるのではなかろうか?と。

前のブログの投稿でもお話した
http://shinojackie.blogspot.jp/2012/07/blog-post.html

 引用==============
池上彰さんの著書「そうだったのか!中国」で読んだ韓国のエピソード
日本人大学生が韓国旅行中に日本語が上手な韓国人のおじいさんに出会い「おじいさん日本語うまいですねー!」といったら、お祖父さんがすごく機嫌が悪くなった。という話で、
これは、太平洋戦争が終わるまで日本が韓国を占領していて、その間に徹底した日本人化をしたという背景を、その大学生が知らなかった。ということなのですが。。。
自分も知らないし!ドキーッ
こういったことが、日本の外交上大変良くないことなんだろうなぁ、と思ったのです。同じ敗戦国ドイツではナチスがどれだけひどいことをしたか、公開したり、伝える努力をしてるとも聞いたので、日本もそう言った営みが必要だよなーと。当然それを、子供たちが興味を持って知ってもらえる工夫も必要なのかなぁ、と思います。
=========引用ここまで

 ってのも、そうなのですが、私がこれで思ったことは、「世界史」って、外国の人とコミュニケーションをとるにあたって恥をかいたり、相手を怒らせたりさせないためにあるんじゃなかろうか?ということでした。そういう風に教えてもらっていれば、もうちょい学び方も違っただろうに・・・

また、いま手元にない上に、随分前に読んだものなので正確な内容でないかもしれませんが、「国家の品格」という本では、

グローバルだ、英語だ!という前に、もっと日本自身について知るべきだ。海外の人と話をすると、日本人であるあなたには、日本について歴史や文化など多くのことを聞かれるだろう、その時にまともに応えられないような、あなたであれば、まともに扱ってもらえない





というようなことが書いてあって、自国のことを知らずして、どうやってグローバル社会になったときに、日本人としてのアイデンティティーを出していくのだろうか?ということを考えさせられました。たしか、それをきっかけに「宮本武蔵」「竜馬がゆく」を読んだ気がする(笑)



そんなこんなで、いま、最低限の教育ってなんでしょう?と考えるとそれは
読み書きそろばん」なんじゃないの?と思います。
では、日本の義務教育ってどうなっているんだろう?
その中で、各教科って、どのように位置付けられているんだろう?

そういった国としての位置づけと、上記のような私の(親の)個人的経験を踏まえて
子供に、学校で学ぶことの意味や意義→「なぜ」を家庭教育でも伝えていくことが
その子供の成長をより良いものにしていくのかなぁ

また、私は教職課程を履修しなかったので、今現在知識がありませんが
教職者には、そういった各教科の「位置づけ、意義、なぜ」については
どのように伝えられているのかなぁ?

もうちょっと、視点を上げると、国家戦略と日本の教育はどのように紐付いているのかなぁ?
そんなことを考えながら、なかなか寝付いてくれない5カ月の我が子をあやしながら
Simon SinekのTED講演をリピートしながら見ていたのでした。

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