法政大学教職課程センター開設記念シンポジウム
「現代の教師に求められるもの―私立大学における教員養成を考える―」
1.尾木ママこと尾木直樹 教授
↓↓↓今回の投稿はこの2つ
2.朝日新聞社会 氏岡真弓さん
3.上記2名+法政大学教職課程を担当する教授3名を交えた討論
■□ 氏岡真弓さん の講演メモ ■□■□■□■□■□■□
題目「いま、先生は -過酷な、しかし人を惹きつけてやまない仕事-」
尾木ママの講演の方で、散々、教育委員会の隠ぺい体質
事件が起きた時に語らない(語れない)先生たちということの対比(?)で
「私は新聞記者なので、語らない人たちに語ってもらうのが仕事」
という講演のスタートは、控えめな話し方とは裏腹になかなか引き込まれた。
そんな、数多くの先生への取材をまとめたのが以下の著作とのこと
基本的には、講演者がこれまでに取材に取り組んできたトピックをベースに
以下の3点を語っていたと理解しました。
1.学級崩壊ってなんだったんだろう
2.若手とベテラン
3.正規と非正規
1.学級崩壊ってなんだったんだろう
1998年に学級崩壊の特集記事を組んだようです。
ある教師へのインタビューの引用が一番印象的でした。
「教師が無条件に尊敬される時代は終わったんですよ。」
これはつまり、
1991年のバブル崩壊(wikipediaより)
1993~2005年の就職氷河期(wikipediaより)
を通して、社会が(子供も親も含めて)、
これまでのように学校に行き、先生の教えることをしっかり学んでいけば
社会に出て、良い職について、豊かな生活を送れるはずだ、という
日本の経済成長の崩壊を感じとった結果が
学級崩壊という形で現れたのだろうというのだ。
自分は1998年というと私は高校に入学するころ
たしかに、自分も、中学、高校の頃に先生を尊敬していたか?
と聞かれると、バカにしている部分も強かった気がする。
2.若手とベテラン
ここは、高度経済成長期に教師をしていた世代と
就職氷河期に教師になった世代との間の世代間ギャップ
若手に、公務という名の山ほどの書類づくりがベテラン世代から降ってくる
という状況が述べられた。授業が片手間、書類づくりが仕事(!?)
という感じになってしまっている地域も少なからずあるようだ
3.正規と非正規
これは、朝日新聞で、教師のインタビュー記事を載せているうちに
「教師の仕事が大変な仕事であることを記事にしているが
取り上げている教師は正規の教員だろう。
実際、彼らの生活は、自分たちのような非正規の上でなりたっている」
といったような声が多く寄せられたという。
大学ならいざ知らず、小中高などどの教育現場で、非正規の教員がいる
ということに、恥ずかしながら、驚いた。
少なくとも、自分の小中高の頃に、非正規の職員がいたのかどうかわからない。
そして、非正規の教員は求められることに対して、
割に合わない労働環境であることは容易に想像できる。
塾の講師などもやっていかないと生活は成り立たないだろう。。。
教師をワーキングプアにして、日本の社会はどこに行きたいのだろうか・・・。
■□ 尾木ママ+氏岡さん+法政大学教職課程を担当する教授3名を交えた討論 ■□
討論というか、最初に、各教授からのコメントが述べられる時間がとられて
それがとても長く冗長だったのが、残念でしたが、
氏岡さんの
「私立大学の教職課程こそ、"アナーキーな教員"を輩出して行ってほしい」
という発言や
「正規、非正規の教員は、驚くほどお互いが分かりあえていない、職場(教員室)での
連帯感がない。教育課程での教師の卵への教育では、正規、非正規ってどういうもの
というのをしっかり教えるべき」
といった、第三者視点があったことで、このシンポジウムは支えられていたかな
と思うところが強かった。
11月16日(金)にも、同じようなものを法政大学は多摩のキャンパスでやるようです。
平日だから、ちょっと行くのは難しいかなぁ。
===<参考リンク>==================
氏岡真弓
Facebook
http://www.facebook.com/mayumi.ujioka
Twitter
https://twitter.com/ujioka
「現代の教師に求められるもの―私立大学における教員養成を考える―」
1.尾木ママこと尾木直樹 教授
↓↓↓今回の投稿はこの2つ
2.朝日新聞社会 氏岡真弓さん
3.上記2名+法政大学教職課程を担当する教授3名を交えた討論
■□ 氏岡真弓さん の講演メモ ■□■□■□■□■□■□
題目「いま、先生は -過酷な、しかし人を惹きつけてやまない仕事-」
尾木ママの講演の方で、散々、教育委員会の隠ぺい体質
事件が起きた時に語らない(語れない)先生たちということの対比(?)で
「私は新聞記者なので、語らない人たちに語ってもらうのが仕事」
という講演のスタートは、控えめな話し方とは裏腹になかなか引き込まれた。
そんな、数多くの先生への取材をまとめたのが以下の著作とのこと
基本的には、講演者がこれまでに取材に取り組んできたトピックをベースに
以下の3点を語っていたと理解しました。
1.学級崩壊ってなんだったんだろう
2.若手とベテラン
3.正規と非正規
1.学級崩壊ってなんだったんだろう
1998年に学級崩壊の特集記事を組んだようです。
ある教師へのインタビューの引用が一番印象的でした。
「教師が無条件に尊敬される時代は終わったんですよ。」
これはつまり、
1991年のバブル崩壊(wikipediaより)
1993~2005年の就職氷河期(wikipediaより)
を通して、社会が(子供も親も含めて)、
これまでのように学校に行き、先生の教えることをしっかり学んでいけば
社会に出て、良い職について、豊かな生活を送れるはずだ、という
日本の経済成長の崩壊を感じとった結果が
学級崩壊という形で現れたのだろうというのだ。
自分は1998年というと私は高校に入学するころ
たしかに、自分も、中学、高校の頃に先生を尊敬していたか?
と聞かれると、バカにしている部分も強かった気がする。
2.若手とベテラン
ここは、高度経済成長期に教師をしていた世代と
就職氷河期に教師になった世代との間の世代間ギャップ
若手に、公務という名の山ほどの書類づくりがベテラン世代から降ってくる
という状況が述べられた。授業が片手間、書類づくりが仕事(!?)
という感じになってしまっている地域も少なからずあるようだ
3.正規と非正規
これは、朝日新聞で、教師のインタビュー記事を載せているうちに
「教師の仕事が大変な仕事であることを記事にしているが
取り上げている教師は正規の教員だろう。
実際、彼らの生活は、自分たちのような非正規の上でなりたっている」
といったような声が多く寄せられたという。
大学ならいざ知らず、小中高などどの教育現場で、非正規の教員がいる
ということに、恥ずかしながら、驚いた。
少なくとも、自分の小中高の頃に、非正規の職員がいたのかどうかわからない。
そして、非正規の教員は求められることに対して、
割に合わない労働環境であることは容易に想像できる。
塾の講師などもやっていかないと生活は成り立たないだろう。。。
教師をワーキングプアにして、日本の社会はどこに行きたいのだろうか・・・。
■□ 尾木ママ+氏岡さん+法政大学教職課程を担当する教授3名を交えた討論 ■□
討論というか、最初に、各教授からのコメントが述べられる時間がとられて
それがとても長く冗長だったのが、残念でしたが、
氏岡さんの
「私立大学の教職課程こそ、"アナーキーな教員"を輩出して行ってほしい」
という発言や
「正規、非正規の教員は、驚くほどお互いが分かりあえていない、職場(教員室)での
連帯感がない。教育課程での教師の卵への教育では、正規、非正規ってどういうもの
というのをしっかり教えるべき」
といった、第三者視点があったことで、このシンポジウムは支えられていたかな
と思うところが強かった。
11月16日(金)にも、同じようなものを法政大学は多摩のキャンパスでやるようです。
平日だから、ちょっと行くのは難しいかなぁ。
===<参考リンク>==================
氏岡真弓
http://www.facebook.com/mayumi.ujioka
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