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東工大のリベラルアーツセンター設置講演を聞いて、「教養」について考える

東工大で、大学に求められる教養について改めて考えるという趣旨で、
リベラルアーツセンターというのができたそうで
その教授の3人のうちの一人として、池上彰さんが招かれていて、
面白そうだなぁ。と思い一連の記事を読んだのでまとめておこうと思います。

<この記事の要約>
昔は、教養がある人だけが大学に行けた=エリートという構図があったけど
現代は、大学が一般化して、経済=お金が優先される社会になってきた。
そのため教養よりも専門性(修養?)が求められてきて、
教養がおざなりになってきてしまった。

しかし転機は、地下鉄サリン事件で、幹部に理系大学出身者が多かったこともあり
今の理系大学教育での教養の欠如が問題なのでは、というので
教養に再度スポットがあったっている、ということのよう。

最終的には、いわゆる自己啓発系の本を読んでいてもよく出てくる
自分で考える能力」というのが必要だね。ということに。
やりとりで面白かったのは

=====引用ここから================
桑子:最近ですと、私たち自身が、グローバル化が必須だとかコミュニケーション力が欠かせないと学生たちに説きますが、私たちのこうした言葉も疑ってほしい。先生に言われたからやりましょう、と安易に信じないでほしい。デカルトの「我思う故に我有り」の「思う」とはすなわち「疑う」ということです。
ですから、「縛っているものは何なのか」という質問に対する私の答えも疑って、本当は何が縛っているのかを考える。そんなふうに「疑い続けるトレーニング」をしてほしいと思います。 
池上:
なるほど。まず今壇上にいるこの3人はきっといいことを言っているに違いないという思い込みからも自由になるべきだということですね。
=====引用ここまで===============

これが、教養のある。会話というやつですかね(笑)
池上さんは、結構、突っ込みが厳しくて面白い

とにもかくにも、これだ!という答えのない時代
自分で「これだ!」という答えをひねり出せるようにならんと
ということですね。

<私の最近の教養について考えさせられたこと>
池上彰さんの著書「そうだったのか!中国」で読んだ韓国のエピソード

日本人大学生が韓国旅行中に日本語が上手な韓国人のおじいさんに出会い
「おじいさん日本語うまいですねー!」といったら、
お祖父さんがすごく機嫌が悪くなった。という話で、

これは、太平洋戦争が終わるまで日本が韓国を占領していて、
その間に徹底した日本人化をしたという背景を、
その大学生が知らなかった。ということなのですが。。。

自分も知らないし!ドキーッ

こういったことが、日本の外交上大変良くないことなんだろうなぁ、と思ったのです。
同じ敗戦国ドイツではナチスがどれだけひどいことをしたか、
公開したり、伝える努力をしてるとも聞いたので、
日本もそう言った営みが必要だよなーと。
当然それを、子供たちが興味を持って知ってもらえる工夫も必要なのかなぁ、と思います。



そういった意味で、以下のようなことは、とても重要だなぁ、と思いました。

「偏狭なナショナリズム危惧」橋下市長、近現代史教育施設の構想を発表
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120529/waf12052919520037-n1.htm

「(中国や韓国など)他国がいろんなことを言ってくる根本は何か、
相手を知り己を知らなければ、国際社会の中で自分のポジショニングはできない
今の近現代史教育には不満をもっている」
との橋下市長の弁はその通りだと思う。

日本の歴史教育でも、縄文時代とか、弥生時代とかも重要かもしれませんが
それよりなにより、まず、近代史からやってほしかったなぁ。と思います。
そんなこんなで、池上さんの「そうだったのかシリーズ」は分かり易いし文庫サイズになって
持ち運びやすいので、読むのには時間がかかりますが、ちょっとずつ勉強中なのでした




==<参考>================
読むには、日経ビジネスオンラインの会員登録が必要ですが
結構、面白い記事が多いので、よく読んでいます。

2012年6月11日 「日本の大学に、『教養』を取り戻そう」
特別講座 桑子敏雄×上田紀行×池上彰 
第1部 東京工業大学に設置されたリベラルアーツセンター。理系教育機関の最高峰で、なぜ文系教育に力を入れるのか? センター長の桑子敏雄教授、上田紀行教授、そして、池上彰教授の「教養のススメ」をどうぞ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120605/232963/

 2012年6月19日 「頭がいいけど『世間』に弱い」理系の大学生
特別講座 桑子敏雄×上田紀行×池上彰 
第2部 理系の男子学生たちが「女のきもち」「世間」がわからないまま社会に出る、というのは非常に危ない――。東京工業大学で文系の授業を行う、リベラルアーツセンターの桑子先生、上田先生、そして池上彰先生が語り合い...
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120605/232978/

2012年6月25日 「教養を学ぶにはどうすればいい? 3教授が答えます」
特別講座 桑子敏雄×上田紀行×池上彰 第3部
東京工業大学リベラルアーツセンターからの特別講座、最終回は、ネットと会場からの質問に3教授が答えます。現代の教養の意味、それを身につける方法論、日経ビジネスオンライン読者への読書ガイドも最後に用意しま...
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20120605/232983/


ニコニコ動画
池上彰教授 登壇 「現代における“教養”とは」
東京工業大学リベラルアーツセンター設置記念講演会 (番組ID:lv91976688)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv91976688

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