2013年の話題作だ。
不格好経営―チームDeNAの挑戦 南場 智子 日本経済新聞出版社 2013-06-11 売り上げランキング : 1381
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DeNAといえば、携帯ゲームのイメージが強い。
私は、中学3年のころからギターを始めてゲームはやめたのあまり詳しくない
ただ、コンプガチャといった話題もあり、
勝手にあまり良い印象を持っていなかったのだが
本書を読んでプチ偏見がひっくり返った。
本書は、南場さんの自叙伝的要素とDeNAというチームの
経営思想やチームアプローチが非常に読みやすい文体で
すーっと読める良著だった。
そんな中でも、南場さんの仕事へ取り組む姿勢や
人の見方などがとても勉強になった。
以下、厳選引用三選!
<不格好経営 厳選引用三選>
不格好経営:厳選引用No.1
ひとつの職業で曲がりなりにも通用する人材になれたことが一定の自信となり、その後の進路で頑張り抜く力を与えてくれた気がする。あのときあのまま辞めていたら、もしかしたらどこへ行っても「ここでもダメなんじゃないか」とすぐにあきらめてしまい、次から次へと転職を繰り返すジョブ・ホッパーになっていたかもしれない。本当に、紙一重なんだなぁと思う。p.64
こんなことをいうのもアレなんですが
ここ数年、何度も転職を考えた。
理由は一言では言えないのだが、
いつも自分に言い聞かせてきていることは
「逃げの姿勢」でいる限りはダメだ
なのだが、今の現状に居続けて、もはや手遅れとならないだろうか?
その狭間をずっと行ったり来たりしていて
どうにも、仕事に身が入らないという中途半端な状態でいるような気もする。
不格好経営:厳選引用No.2
自分の「成長」への意識はしかし、ほどほどなほうがよいと考える。学生が自分の成長を重要なポイントとして就職先を選ぶことはうなずけるが、入社してからも「成長」オタクのように成長、成長と言う人は少し変だ。成長はあくまで結果である。給料をとりながらプロとして職場についた以上、自分の成長に意識を集中するのではなく、仕事と向き合ってほしい。それが社会人の責任だ。 p.216もうそろそろ、社会に出て丸7年
冷静に、もう7年経ってしまった
と思う部分が大きい。
それを、謙遜だ
「自分が思っている以上にお前は成長している」
と言う人がいる。
そうだろうか。
7年も経って自分が培ってきたものは何なのだろうか
そもそもそれは、言葉で明確にできるものなのだろうか
人の立場に立って考えるを学ぶ@レインツリーの国/有川浩こちらこの投稿で、ちょっと話題にしたけれど
営業コンサルタントの横山信弘さんの言葉を引用したい
「モチベーションが上がらないから仕事に打ち込めない」
→ 「仕事に打ち込むからこそ、モチベーションがアップする」
〜中略〜
「あたりまえのことをやる」 → モチベーションは関係ない一年ちょっと前に、このコンセプトに出会って
「あたりまえ以上のことをやる」 → モチベーションが関係する
引用元:【第1回】 自信をつけるのに、モチベーションは100%必要ない!|絶対達成マインドのつくり方 科学的に自信をつける4つのステップ|ダイヤモンド・オンライン
頭をガーンとされたを思い出した。
自分の成長に意識を集中するのではなく、
仕事と向き合ってほしい。それが社会人の責任だ。
改めて心に刻みたい。それとこれとは別だ。
不格好経営:厳選引用No.3
「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。決めるときも、実行するときも、リーダーに最も求められるのは胆力ではないだろうか。p.205最後の引用はこれなのだが。
選択に正解はきっとないんだ。
そして常に今自分がおかれている状態というのは
これまでの自分の選択の結果なのだ。
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No3はその通りですよね。。再認識させられます。
返信削除コメントありがとうございます!ときどきに山谷あっても、右肩上がりにしていきたいものです
削除No.2に共感です。結局、どこの職場に行っても、心の持ちよう次第で同じ心理状態になると思います。ある意味、人間関係で悩む人も、似ているんじゃないかと。
返信削除そういう意味では、仕事に焦点を当てて行くのがいいですよね。自分のやりたい分野で仕事ができている人は、知れば知るほど仕事がおもしろい!と純粋に思うだろうし、そこで深堀していけばよいと思います。
コメントありがとうございます!!人間は弱い。なので、フォーカスするところをしっかりしないと同じことをやっていてもブレブレになってしまう気がします。
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