〜創造する力〜「偶有性の時代の仕事術」/茂木健一郎

2012年9月22日土曜日

BizCOLLEGE TED セミナー

t f B! P L
2012年9月7,8日
BizCOLLEGE PREMIUM 特別セミナー@日本化学未来館・みらいCANホールhttp://special.nikkeibp.co.jp/as/201207/bcp1209/?cid=site22

に参加してきましたので、セミナーメモをゆるゆると書いていこうと思います。

今回は茂木健一郎さんのセミナー。
他のセミナーのメモはこちら
http://shinojackie.blogspot.jp/search/label/BizCOLLEGE

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2012/9/8(土) 13:30〜15:00
〜創造する力〜「偶有性の時代の仕事術」
茂木健一郎

<セミナーの説明の引用>
インターネット文明、グローバル化の時代を特徴付けるのは、偶有性。
偶有性の時代における、創造的な仕事術について、脳科学の知見を交えつつ考察します。

今回のテーマ:「ニュー・リバイアサン」
脳科学者として、メディアでもおなじみの茂木さん。
教育関連ネタもあり面白かったです。
また、今回唯一、トークだけのプレゼンだったのは茂木さんでしたね。
結構、ちょこちょこ左右に動くので、カメラさんは大変だったかもw

パート1:ニュー・リバイアサンとは?

リバイアサンと聞いたら、頭に浮かんだのはファイナルファンタジーなしのジャッキーです。
津波で敵を流し去ってやるぜ!って感じで、召喚獣を思い出したわけですが、

こちらは、トマス・ホッブスのリバイアサン。
詳しくはWikiに譲るとして、政治哲学書の名前。
国家はリバイアサンで、原理原則としては国家はなにをしてもよい。
そんな絶対的権力をもっている。という考え方。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%B3_(%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%96%E3%82%BA)


では、ニュー・リバイアサンとはなにが言いたいかというと。
現代、国家の主権は相対的になってきている。
国家は絶対的なものでとっくになくなっていて
国家以外のリバイアサン級の存在がとっくに台頭してきている。

例えば、Facebookは全世界に7億人のユーザがいる。
Googleなどを見ても分かるように、国家を超越している。

よく海外の友人などにいわれる
「竹島にせよ尖閣諸島にせよ、
 日本はナショナリズムをやってる暇はないでしょ。
 国力をあげることに力をさけば?」と

Facebook、YouTube、Apple、Google、Twitter etc...
アメリカは、リバイアサンのような会社がでてきやすい環境がある。

ここで、脱線して。
茂木健一郎さんは権威が嫌い。TEDもそんな感じ。
TEDは2階席では、PC使用OKだが、
大企業CEOみたいなのがはじめると、
「やっぱ大企業のCEO。話がつまんねーな。」
みたいなツイートがばーっと流れるらしい

 TED
 http://www.ted.com/
 しのジャッキーのTED関連の投稿はこちら↓
 http://shinojackie.blogspot.jp/search/label/TED

さらに話は、脱線(?)して、大学の話へ。
茂木さん自身は母校である、東大のことを
始終、「東京田舎大学」と呼んでいました。
講演の中では、東大は世界の大学ランキングで30数位
世界の2流校だ。といっていました

ちなみに、実際2012年調べでは20位のようですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000020-rbb-sci
まぁ、世界3位の経済大国としては、さびしい感じですね

で、10年連続1位のハーバードはどういうとこかというと
茂木さんいわく、慶応と東工大が両方あるような学校だと。
そんなところ、想像できるか?と
社交飲み会がすきな感じの人たちと
ロボットコンストが大好きなオタクな人々が
共存しているような世界、といった感じに表現していました。

国力をあげるには、国力に頼ってはダメでは?

(しの)余談)この当たりの流れで
チームラボ 猪子さん。というのを紹介していたのだが覚えてない
とりあえず、Wikiは読んでみた。東大初のベンチャー企業のようですね。
話の流れ覚えているかたいたら、教えてください。
http://www.team-lab.com/http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%9C


パート2:どうやったらリバイアサンになれるのか?

伝統的な日本は不可実性を嫌う。
アメリカの大学受験には偏差値なんてない。
信じられるだろうか?
この意味するところは、日本の大学受験は、
”ペーパーテストの偏差値で予想できる入試をやっているから”

(しの)これは、個人的に、とても興味深いし
    ちょっと海外の教育とか仕組みとかどうなっているのか
    もう少し、知ってみると面白そうだなぁ。と思いました。


ハーバードは手の内は明かさない。
募集のガイドラインはだすが、合格の選定ロジックなんて明かさない。
裏口だってありうるわけだ。
プライベートインスティテュートとはそういうことだ。

(しの)まぁ、日本の大学は入るのは大変だけど、出るのは簡単
    欧米の大学は、入るのは簡単だけど、出るのが大変
    といいますから、そういうことですね。
    どちらが、重要か?ということは明白ですよね・・・。

東大が世界の2流大学なのは、文科省の天下りだから。
ペーパーテストは平等か?とても野蛮な仕組みだ。
中身のないプライドや卑下を作り出す。
RUBYという開発言語を開発した松本さんは、数学の評価が1だった。
プログラム言語の仕様オタクだった。

(しの)RUBYといえば、日本発で、初めて世界に認められた開発言語
   すごい話です。つまりは、そういうものは、日本の大学教育で
   認められる人材からは出てこないといいたかったんでしょうね。
   ペーパーテストでははかれない。と

RUBY:http://ja.wikipedia.org/wiki/Ruby

偶有性、コンテンジェンシー(contingency)が必要。

(しの)偶然性ってことですね。ひょんなことがきっかけで、とか
    そういうことなのかな。とりあえず、日本の大学受験のような
    均質な人材を育て、求めていくのは、とっくに限界を迎えている
    といいたかったんだろうなぁ。と思います。

ここで、おすすめ図書の紹介がされました。
よく聞き取れませんでしたが、Contingencyにまつわる
ストーリーなのかな?

茂木さんも言っていましたけど、勝間和代さんの翻訳は
あまり良くないみたいですね。Amazonのレビューも評判良くない
原著がお勧めのようです。「天才」ってやくはないよ。と茂木さん。

勝間版

原著


こぼれ話)
詳しい前後関係わすれましたけど
脳科学的には、5才の脳みそでいるのが一番
はリバイアサンな感じらしいです。

パート3
非定型は偏差値では計れない。
1万時間の法則。最初から何かが得意なようにできてはいない。
つまり、何に自分だけのブレインタイムを費やすことができるかの決断
ジェネラリストはいらなくなってきている。

・・・質疑応答もあったのですが、メモとっておらず、割愛いたします。

1万時間の話は、藤原和博さんの講演の中でもありました。
http://shinojackie.blogspot.jp/2012/09/blog-post_9.html
私は残りの人生に、どんな1万時間の束をつむいでいこうかなぁー。

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