今日は、一連のプロセスを初めて実際に体験してみての所感を書いてみようかと思います。
デザイン思考ってなんだ?
プロに聞いてみよう。という方は以下をご参照
そもそも、どういう経緯でしたっけ?
主宰している、異業種交流会「ゆるたまの会」のコアメンバーのHさんが、青学でワークショップデザイナーという資格を取得されました(すばらしい!)。その資格取得のプログラムの中で、知り合った方が色々なところで、スキルの向上に向けて活動していようで、そういう経緯でお声がかかったわけでありました。ゆるたまの会〜みんなのアウトプット実験室〜
異業種交流会に興味のある方はこちら
青山学院大学のプログラムはこちら
ワークショップデザイナー育成プログラム
ワークショップデザイナーという資格が得られるそうです。
人気のプログラムのようで、毎期80名程度が参加しているとか
どんなワークショップだったのよ?
ワークショップの内容自体は、デザイン思考のオリジナル、スタンフォードd.schoolのお財布ワークショップをその通りやってみようというものでした。【動画】デザイン思考家になるための90分集中講座 -スタンフォード大学 d.school教室-
リハーサルといいつつ、このワークショップ、ググってみると、参加した会場では過去ににたようなこと何回かやっていたみたい。以下、参照
UXD/HCD ワイワイCAFE 第11回 「UX、デザイン思考、サービスデザインのための『ワークショップのワークショップ』」開催レポート|マルチデバイスLab. - Multi Device Lab.
リンク見るのめんどいから、
ざくっと教えてよって?ですね。
ペアで、お財布に関して、現状と今に関してインタビューを交互にします。
大切なことは財布を通してその人についての理解を深め・共感すること。
この共感というのが、デザイン思考やHuman Centric Designとかの
ポイントなように感じます。
マーケティングとかでは、インサイトの理解っていうやつでしょう
もう一つのポイントは、デザイン思考元祖のDavid Kelly氏は「手で考える」
と言っていましたが、イラストで描いて表現してみる、ということ
ということで、どんどん絵で表現していきます。
そんで、最後は、模造紙とかモールとか、もさっと用意された
素材をつかって、プロトタイプを作っちゃう!
と、そういうワーク。
アウトプットお披露目
そんなこんなで、こんなアウトプットができあがりました。上の紙には、インタビューからインサイトの深堀、共感が
左下は、そのインサイトを満たす財布のためのアイデアだし
右下が、実際にプロトタイプを作るための設計図
今回は、財布にそこまで強いコダワリはない方で
かつ、財布が小さかったらうれしい。
また、現在使っている長財布はケツポケにいれるのは危なそう
とセキュリティーを気にしていたので
以下の3つの要素を取り込むことを目指しました。
- コンパクト
- 折り畳める
- 財布から離れたらアラーム
プロトタイプ
これができあがったプロトタイプのお財布「ココオレ財布」です。
15分で作った割にはいい出来でしょ(笑)
アクセスよく小銭入れは外
小銭いれ、めっちゃこってしまったw
開くと札入れ。プロトタイプをパートナーに触ってもらって
ちょっと使いにくそうということに気づき、開いてすぐに作りました。
プロトタイピングとロールプレイって大切、と実感
紙幣は、子供銀行発行w
もうひと開きでカード入れ&初回に作ってしまった紙幣入れ
コンパクトだけど、収納力は高い!
そして、小さすぎて、存在を忘れてしまわないように
Bluetoothあたりで、スマホとペアリングすることで
財布が離れるとアラームを発してくれるカードが内蔵する
ということになっていますw
ちなみに、このセンサー。実際にこういうのあるのしってました?
Bluetoothと連携して、例えば子供が離れたらぴーぴーなるんだそうです。
さすがキングジム。役員が1人でもいいんじゃない?
といえば作っちゃう会社。
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所感
最後に、はじめてデザイン思考のワークショップを受けてみての感想です。- ファシリテーションに関心のある人が多く刺激が多かった
今回は参加者に、青学のワークショップデザイナー育成プログラムに参加されていた方も多く、普段話す人たちとは気づきの観点が企画・運営よりなのがとても興味深かったです。
あと、ワークショップを継続していくことの大変さ、燃え尽きちゃうよねー、という話で共感できたり、大変救われました(苦笑)
ちなみに、いま読んでいる「GIVE & TAKE 」という本の中で、燃え尽きないギバーになるための秘密、が書かれているようなので、楽しみです。GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
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- 結局モノ作りにのめり込めんでしまったという反省
デザイン思考って、顧客に共感するところがポイントで、さらに、その人のインサイト、潜在的な欲求を想像して、新しいコンセプトを創造するってところがキモだと思うんですよね。
なのに、そこを置き去りにして、小銭入れのポケットつくるのにこっちゃったり。折り畳めればいいじゃん。「コンパクト、かっこいい〜」みたいな、技術に傾倒してしまった。
これって、もしかして、デザイン思考を企業の現場に持ち込むときのありがちな失敗なのかも。と想像してしまいました。プロトタイピングって面白いけど、肝心なのはその人のインサイトに関わる部分のビジュアル化。
これ、現場では、プロトタイピングになって、楽しくて細部までこだわっちゃって、クイックなプロトタイピングと修正を高速にまわさないといけないのに、ふたを明けたらプロトタイピングしているだけ、の時間ばかり増えちゃったりして(苦笑) - プロトタイピングの大切さ
プロトタイプの写真のところにも書きましたが、実際に作ったものをパートナーに触ってもらって、実際にお金の支払いをロールプレイングしてみて、他人が財布を触って・使っているところを見ると、使い勝手が客観的にみれて、自分では、「うん、よさげ」と思っていたけど、「あ、なんか使いにくそうだな。」というところに、やっぱり気づくモノなんだな。プロトタイピング・ロールプレイングって大切!と体感として感じました。
次回も気になる方は、以下から購読できます。 それでは
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