今年のベスト3に入ることは確定だ、という威力でした。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎,古賀 史健 ダイヤモンド社 2013-12-13 売り上げランキング : 6
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<過去2回の読後レポ>
これは、SMの世界だ!「嫌われる勇気」アドラー心理学に触れて。読後感レポ<前半編>
やっぱりSMの世界だ!「嫌われる勇気」アドラー心理学に触れて。読後感レポ<中盤編>
以前、以下の本を知人から薦められて読んだときもすごい衝撃を受けて
人生変わった(いや変えなくては)と思ったとき
その知人がこの本のことを「100冊に1冊の本」と称していましたが
「嫌われる勇気」もまさに100冊に1冊の本だなぁ、と感じています。
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫) 三枝 匡 日本経済新聞社 2006-04 売り上げランキング : 1386
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さて、読後レポート第3弾「後半編」
ここまでは、SMの世界でビシバシとコーナーに追い込まれたわけですが
最後、私は実はもやっとしたのです。
<後半の主なトピック>
共同体感覚と「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」
自己受容:変えられるものと変えられないものを見極める
無条件の信頼を恐れたら誰とも深い関係を築けない
貢献感を持てればそれでよい
普通であることの勇気
計画的な人生など必要か不必要かという以前に不可能
我々はもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。
<所感>
共同体感覚と「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」
コアのコンセプトとなる共同体感覚そしてそれを達成するために必要条件となる
「自己受容」=ありのままの自分を受け入れる
「他者信頼」=無条件で信頼しないと「横(対等)」の関係は気付けない
「他者貢献」=私が他社になにをできるかを考え、実践すること
のそれぞれについては理解できる。
「いま、ここ」だけを生きる?
しかし、トピックの最後2つにあげたものが煮え切らなかった
・計画的な人生など必要か不必要かという以前に不可能
・我々はもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。
「自己受容」=ありのままの自分を受け入れる
「他者信頼」=無条件で信頼しないと「横(対等)」の関係は気付けない
「他者貢献」=私が他社になにをできるかを考え、実践すること
のそれぞれについては理解できる。
「いま、ここ」だけを生きる?
しかし、トピックの最後2つにあげたものが煮え切らなかった
・計画的な人生など必要か不必要かという以前に不可能
・我々はもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。
確かに、計画的な人生なんてないだろうし、
明日には事故で命を失うかもしれない。
本書はいいます
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなる人生は連続する刹那であるともいいます。
まさに刹那的な発想にもみえてしまう。
ただ、考えても見ると、人生の夢や目標などがある人って
それに対して計画的に生きているというよりは
その瞬間瞬間を「一生懸命生きている」のかもしれない。
一方、自分って何なんだろう。何のために生まれてきたんだろう。
といったことを考えている人は、安易に他人からの承認を求め
他人の人生を生き、対人関係の複雑な悩みの世界を生きることになる。
どうして他人の人生を生きるようになったのだろう?
一つ、思ったことは、他人から期待されること
それを分かってしまってからではないか?と仮説を立ててみた。
だって、本当に小さな小さな子供頃って、他人からの期待なんて関係ないのだ
その日、その瞬間を必死に生きている。まさに、うちの1歳と2歳の子供がそうだ。
彼らは自由だ。誰からどう思われるかも関係ない。
ありのままの彼らで、日々を過ごしている(自己受容)
しかし、彼らは「私」を無条件に信頼し、(他者信頼)
日々の成長という形で、「私」の喜びに貢献してくれている(他者貢献)
しかし、いつしか、家族や友達、学校の先生など、そういった周りからの
期待を理解し、周囲が「その子供の課題」に介入するのだ。
周囲からの介入によって、私たちは「他人の人生を生きる」ようになったのかもしれない。
そう思うと、本書がいうように、
アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるそりゃ、そうだろう。
新しい人生を新しい方法で歩み直さなければいけない。
ありのままの自分で、他者を信頼はしても、見返りは求めず、
しかし互いに貢献できる世界。そんなことができるのだろうか?
2つの約束
私は、ここで、2つのことを約束しなければいけないと考えた。
・これから16年間をかけ私が「他者貢献」できる道を確立すること
・自分の子供たちに「他人の人生」を生きさせないように育てること
このような気づきを与えてくれた本書と、
この本を紹介してくれたM.K.さんに感謝しつつ
本書を読むよう、妻にも勧めるのであった。
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